「ロシアの宇宙精神」 S・G・セミョーノヴァ+A・G・ガーチェヴァ編著 西中村浩訳 せりか書房 「ロシア・コスミズム」と呼ばれる独特の精神史的流れが、十九世紀後半から二十世紀にかけてのロシア文化をつらぬいていることを明らかにする。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』154頁、より) ロシアの大地に根ざし、近代科学技術に触発されて登場したロシア・コスミズムは、人間の不死復活、生命の謎、宇宙の生成からロケットによる宇宙開発など驚異的な思考と破天荒な想像力に満ち溢れている。本書はその代表的な六人の人物紹介と、彼らの主要な哲学・思想論文(本邦初訳)を収録する。 序論 ロシアの宇宙精神 フョードロフ(「共同事業の哲学」;「科学と芸術の矛盾はどのようにして解決できるか?」) ソロヴィヨフ(「自然における美」;「愛の意味」;「キリストは蘇りぬ!」) ブルガーコフ(「経済のソフィア性」;「社会主義の魂」) フロレンスキイ(「器官投影」;「ヴェルナツキイへの手紙」) ツィオルコフスキイ(「宇宙の一元論」;「宇宙哲学」) ヴェルナツキイ(「人類の独立栄養性」;「精神圏についての緒言」)
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