中古で購入しましたが、商品の状態が良く美しい商品です。 神経質な方の落札はご遠慮願います。 啓蒙主義の時代 - 18世紀の音楽 (LUMIERES - Music of the ENLIGHTENMENT / The Music of 18th century) 初回生産完全限定盤 ハルモニアムンディ・フランスから魅力的なボックス・セットの登場。同社の質の高い音源を用い、個別のテーマに沿って再編成するという凝った内容で、充実のブックレット、いつもながらの美しいパッケージ、そしてお買得な価格設定と良い条件の揃ったセットです。 今回のテーマは「啓蒙主義」。この時代は、理性によって世界のさまざまな事象について理解しようという「啓蒙思想」が市民社会にも広まり、音楽の分野でも、ルソーとラモーらによる「ブフォン論争」などを経て、バロック時代の王宮や教会での装飾過多気味でポリフォニックなスタイルから、旋律と伴奏という構造がくっきりしているホモフォニーへ移行しつつありました。 ソナタ形式の確立に伴う、ピアノ・ソナタや交響曲といったジャンルの発展や、室内楽ジャンルの大幅な進化。オペラでも、バロック時代の声楽作品のアリアに多くみられた繰り返しや簡易伴奏などの影響を残しつつも、過剰な装飾や、特定の歌手の技巧を主眼としたスタイルを避け、グルックの「オペラ改革」などを経て、音楽と劇の融合を目指した美しい作品が生みだされるようになるなど、大きな変化のあった時代でした。 こういった歴史の流れをわかりやすく把握できるように配慮してつくられたこのボックスは、廃盤で入手困難となっていた音源も駆使し、さらにオペラ全曲録音を3つも収めるなど、たいへん充実した編成内容となっています。
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