漢字の部首・画数・読み方・筆順・意味などを調べることができる漢字辞典サイトです。
その漢字を使った難読読み、四字熟語やことわざなどもあわせて掲載しています。
２０２２年５月時点の収録漢字数は
「２７６８８」です。
浮世絵版画 葛飾北斎 千絵の海・下総登戸
5320円
浮世絵版画 葛飾北斎 千絵の海・下総登戸
商品の状態やや傷や汚れあり
配送料の負担送料込み(出品者負担)
配送の方法らくらくメルカリ便
発送元の地域東京都
発送までの日数4~7日で発送
集英社が1963年に製作刊行した浮世絵版画集の一枚です。実物の浮世絵から、寸法も色もそっくりに製版、特漉和紙に印刷されています。約17.5cm×約24.5cm（台紙32×46） 文政9年(1826年)からの作といわれる「千絵の海」の組物は,「甲州火振」「宮戸川長網」「絹川はちぶせ」「待ち網」「蚊針の流」「五島鯨突」「下総登戸」「総州銚子」「相州浦賀」の10図と,品川上総浦などの版下絵が現在わかっています。海と河の区別があるが,すべて漁業に関係した図ばかりである。 この組物で北斎は,彼が日ごろ心がけていた色彩感の新しい表現の一つの形式をつかみ、それを用いています。 「下総登戸」は,色調も明るく,画面の三分の一を占める藍の海の色や空の色などの平面的な色彩の処理によって,すがすがしい印象を受ける図です。 美しい山と水との対照的色彩美ではなく、海辺で貝をあさる人間の労働の姿が,図の重要な作画意図となっている。そして浮世絵版画独特の山桜の板目が,思わぬ海面描写に役立っている。北斎は同じ組物中に、こうした相反するような構図,描線,色彩を,今後のすべての組物でみせていることも、北斎晩年の作品の一つの特徴です。 (集英社画集説明書より抜粋)